「せっかくホームページにアクセスしてもらえたのに、ほとんどの人がすぐに帰ってしまう...」
Web担当者や経営者の皆様から、このようなお悩みをよく耳にします。アクセス解析を見ていて「離脱率」や「直帰率」の数字が高いと、なんだかとても損をしているような気分になりますよね。
実際、離脱率が高いサイトは「ザルで水を汲んでいる」ような状態です。どんなに頑張って広告を出したり、SNSで拡散したりして集客しても、お客様を受け止めるホームページがザル状態では、お問い合わせや売上には繋がりません。
そこで今回は、埼玉県戸田市でWeb制作・運用支援を行っている株式会社ミアキスが、「離脱率が高くなってしまう原因」と「今日からできる改善方法」について、具体的に解説します。
離脱率とは?「離脱率が高い」の目安
まず、言葉の定義を整理しておきましょう。
離脱率と直帰率の違い
よく混同されがちですが、この2つは似て非なるものです。
- 直帰率:サイトを訪れて、最初の1ページだけを見て帰ってしまった割合
- 離脱率:そのページを見た全ユーザーのうち、そのページを最後にサイトから離れてしまった割合
例えば、トップページに来てすぐにブラウザを閉じてしまった場合は「直帰」であり、同時に「離脱」でもあります。一方、トップページからサービス紹介ページへ移動し、そこでブラウザを閉じた場合、トップページの直帰率はカウントされませんが、サービス紹介ページの離脱率としてカウントされます。
離脱率の平均的な目安
「離脱率が何%なら危険ですか?」とよく聞かれますが、実はページの種類によって目安は全く異なります。
一般的な目安(参考値)
- ブログ記事・ニュース記事:70%〜90%(読み終わったら満足して帰る人が多いため高め)
- トップページ:40%〜60%(他のページへ回遊させたいので、ここが高いと要注意)
- ランディングページ(LP):70%〜90%(1ページで完結するため高くなる)
- お問い合わせフォーム:40%〜60%(入力完了してほしいので、低い方が良い)
特に注意すべきなのは、「他のページを見てほしいのに離脱率が高いページ」です。例えばトップページや、サービス一覧ページなどがこれに当たります。
離脱率が高くなる3つの主な原因
離脱率が高くなる原因は無数にありますが、ミアキスがこれまでのWeb解析で見てきた中で特に多い「3大要因」をご紹介します。
1. ファーストビューで「自分に関係ない」と思われる
ユーザーがWebサイトを開いて、「このページを見るかどうか」を判断する時間はわずか3秒と言われています。
この3秒の間に、「自分が求めている情報がありそうだ」「信頼できそうな会社だ」と感じてもらえなければ、すぐに「戻る」ボタンを押されてしまいます。これを私たちは「3秒の壁」と呼んでいます。
ファーストビュー(スクロールせずに見える最初の画面)に、意味の分からない英語のキャッチコピーや、イメージ写真だけが大きく表示されていませんか?「何屋さんで、何をしてくれるのか」が一瞬で伝わらないサイトは、それだけで離脱のリスクを高めています。
2. ページの表示速度が遅い
Googleの調査によると、モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかると、訪問者の53%が離脱するというデータがあります。
特に最近はスマホでの閲覧が主流ですので、通信環境が不安定な場所でもサクサク表示されることが求められます。「綺麗な高画質画像をたくさん使いたい」という気持ちは分かりますが、それが原因で表示が遅くなり、見てもらえなくなってしまっては本末転倒です。
3. モバイル(スマホ)で見にくい
BtoB(企業間取引)のサイトであっても、今は3割〜5割がスマホからのアクセスです。BtoC(一般消費者向け)なら8割以上がスマホということも珍しくありません。
それなのに、パソコン用の画面がそのまま縮小表示されていたり、文字が小さすぎて読めなかったり、ボタンが押しづらかったりしていないでしょうか。
「スマホ対応(レスポンシブデザイン)」は、もはや「あれば良い機能」ではなく「Webサイトとしての必須条件」です。
今日からできる!離脱率を改善する具体的施策
では、具体的にどうすれば離脱率を下げられるのでしょうか。費用をかけずにすぐできることから、システム的な改修まで、効果の高い施策をご紹介します。
施策1:ファーストビューに「答え」を用意する
ユーザーは何かを知りたくて、あるいは何かを解決したくて検索し、あなたのサイトにたどり着いています。
その検索キーワードに対する「答え」が、ファーストビューにあることを示しましょう。
- キャッチコピーを見直す:抽象的な言葉ではなく、ターゲットの悩みに寄り添う言葉にする。
- CTAボタンを配置する:「料金を見る」「事例を見る」など、ユーザーが次に知りたい情報へのボタンを目立つ場所に置く。
- 実績や権威性を提示する:「創業〇〇年」「導入社数〇〇社」など、一目で信頼できる情報を載せる。
施策2:読み込み速度の改善
これは専門的な知識が必要な場合もありますが、簡単にチェックできるツールがあります。Googleが提供している「PageSpeed Insights」です。
ここに自社サイトのURLを入力すると、速度スコアが表示されます。もし「赤点(0〜49点)」が出た場合は、改善が必要です。
【自分たちでできる改善】
- 画像のサイズを小さくする(横幅1920pxの画像を6000pxのままアップロードしていませんか?)
- 不要なプラグイン(WordPressの場合)を削除する
- 動画の自動再生をやめる、または軽量化する
施策3:内部リンクの最適化
記事やページを読み終わった後、「次は何をすればいいの?」とユーザーを迷わせてはいけません。
ページの最後には必ず、「次に見てほしいページ」への誘導(リンク)を設置しましょう。
- 関連するブログ記事へのリンクを貼る
- 「よくある質問」ページへ誘導する
- 「無料相談」や「資料請求」のボタンを置く
特にスマートフォンでは、画面下部に常に「お問い合わせ」ボタンや「電話」ボタンが表示される「固定フッターメニュー」を導入すると、コンバージョン率(問い合わせ率)が大きく向上することがあります。
ミアキスでの改善事例:リフォーム会社様の場合
以前ご相談いただいた戸田市内のリフォーム会社様の事例をご紹介します。
その会社様は、「ブログを頑張って更新しているのに、問い合わせが増えない」というお悩みをお持ちでした。解析してみると、ブログ記事へのアクセスはあるものの、そこからの直帰率が90%近くになっていました。
【実施した施策】
- ブログ記事のすべてのページ下部に、「リフォーム事例集」への大きなバナーを設置した。
- 記事の途中に「プロの解説」として、スタッフ紹介ページへのリンクを自然な形で挿入した。
- スマホ表示時のみ、画面下部に「LINEで簡単見積もり」ボタンを固定表示させた。
【結果】
これらの施策を実施した結果、ブログ記事からの直帰率は75%まで改善。さらに、そこから施工事例ページへの回遊が増え、月のお問い合わせ件数が約2.5倍に増加しました。
コンテンツ(記事の中身)自体は変えていません。「見せ方」と「導線」を変えただけで、これだけの成果が出たのです。
まとめ:ザルの穴を塞いでから、水を注ごう
Web集客において、「アクセス数を増やすこと」ばかりに目が行きがちですが、実は「今来ているお客様を逃がさないこと」の方が、コストもかからず即効性があります。
離脱率が高いということは、裏を返せば「改善の余地(伸びしろ)が大きい」ということです。
まずは自社サイトの現状を知ることから始めませんか?
株式会社ミアキスでは、埼玉県戸田市・さいたま市を中心とした中小企業の皆様向けに、Webサイトの無料簡易診断を行っています。「うちのサイト、離脱率が高いかも?」「どこを直せばいいのか分からない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
