「ホームページは作った。でもアクセスが全然来ない」——この悩みを抱えている埼玉の中小企業さんは、思いのほか多いです。ミアキスにご相談いただくケースでも、「月間アクセスが30〜50件しかない」という状況のサイトに出会うことが少なくありません。
正直に言うと、アクセスが少ない理由は一つではありません。「SEOが弱い」「コンテンツが薄い」「更新が止まっている」など、複数の原因が絡み合っていることがほとんどです。今回は、そのもつれた糸をほぐすように、原因の見極め方から改善の優先順位までを順番にお伝えします。
まず「どれくらい少ない」のかを数値で確認する
改善を始める前に、現状をちゃんと数字で把握しておく必要があります。感覚で「少ない気がする」と動いても、何が改善したか判断できないからです。
参考として、弊社が支援してきた埼玉の中小企業サイト(BtoB・サービス業中心)の月間セッション数の目安はこんな感じです。
- 立ち上げ直後〜3ヶ月:50〜200件(Googleに認知されはじめの段階)
- 6ヶ月〜1年:300〜1,000件(コンテンツが蓄積し始める時期)
- 1年以上・継続更新あり:1,000〜5,000件以上
もし1年以上運用していて月100件以下なら、何かしら構造的な問題がある可能性が高いです。まずはGoogleアナリティクスかサーチコンソールでデータを確認してください。どちらも無料です。
「ツールを入れていない」という場合は、それ自体が大きな問題です。計測できないものは改善できません。まず導入から始めましょう。詳しくはサーチコンソールの基本的な使い方の記事もご参考ください。
アクセスが少ない「3大原因」を見極める
原因は様々ですが、弊社が見てきた中でアクセス不足の根本には大きく3つのパターンがあります。
① 検索に引っかかっていない(SEO・インデックスの問題)
Googleに「このサイトが存在する」と認識されていないケースです。サーチコンソールで「カバレッジ」を確認してみてください。ページがインデックスされていない(「除外」や「エラー」が多い)なら、まずここから手をつける必要があります。
また、「キーワードが検索されていない言葉ばかり」という問題もよくあります。たとえば「当社のこだわりサービス」というページを作っても、そもそも誰もその言葉では検索しません。お客様が実際に検索する言葉でページを作ることが重要です。
② コンテンツの量と質が不足している
会社概要・サービス・お問い合わせの3ページだけ、という状態のサイトをよく見かけます。これでは検索エンジンが「このサイトは専門性が高い」と判断する材料が不足しています。
Googleは「テーマに関する網羅的な情報があるかどうか」を重要な評価軸の一つにしています。たとえばホームページ制作会社なら、制作事例・費用感・よくある質問・お役立ちブログなど、関連コンテンツをひとつのサイト内に充実させることで評価が上がりやすくなります。
③ 更新が止まっている・古いコンテンツのまま
2年・3年と更新が止まったサイトは、Googleのクローラーが訪問する頻度も下がります。結果的に新しいコンテンツを追加しても反映が遅くなり、順位が上がりにくくなる悪循環に陥ります。
実際に戸田市内の製造業のお客様で、3年間更新なしのサイトを引き継いでブログ記事を月2本追加し始めたところ、6ヶ月後に月間アクセスが約4倍になったケースがあります。「新鮮なコンテンツがある」というシグナルは、思った以上に効果があります。
改善の優先順位と具体的なステップ
原因が複数ある場合、何から手をつければいいのかわからなくなりがちです。弊社がお客様に提案する際の「優先順位のつけ方」を共有します。
Step 1:技術的な問題を先に潰す
サイトがそもそもインデックスされていない、表示速度が著しく遅い(3秒以上かかる)、スマホで見づらい——こういった技術的な障害がある場合は、コンテンツ改善より先に修正が必要です。コンテンツをいくら充実させても、土台が壊れていては意味がありません。
Step 2:既存ページの質を上げる
新しいページを作る前に、既存ページを見直します。特に、サービスページや会社概要ページは「お客様が知りたい情報が揃っているか?」という視点でチェックしてください。具体的な料金感・対応エリア・実績・よくある質問——これらが欠けていると、仮に訪問してもらっても離脱されてしまいます。
Step 3:定期的なコンテンツ追加
ここではじめてブログや事例記事の出番です。月1〜2本でも、お客様の疑問に答える記事を継続的に追加することで、検索流入の入口を増やしていきます。「完璧な記事を月1本」より「読みやすい記事を月2本」の方が、長期的には効果的です。
Step 4:外部からの評価(被リンク)を意識する
Googleは「他のサイトからリンクされているか」も評価基準にしています。地域の商工会サイトへの掲載、業界団体の会員ページ、プレスリリースの活用など、弊社のSEO支援サービスでも外部評価の獲得をサポートしています。
よくある相談Q&A
Q. 広告を出せばアクセスは増えますか?
A. 増えます。ただし広告はお金がかかり続けます。広告を止めた瞬間にアクセスもゼロに戻ります。SEOは時間はかかりますが、一度育てれば広告費をかけなくても継続的に集客できる「資産」になります。予算に余裕があれば、広告で短期的に集客しながら並行してSEOに取り組む、という組み合わせが理想的です。
Q. ブログは毎日書かないとダメですか?
A. 毎日書ける体制があれば理想ですが、無理に続けると質が下がります。月2〜4本・1記事1,500〜2,500文字程度を目安に、しっかり読んでもらえる記事を書く方がずっと効果的です。弊社が支援しているお客様の多くも月2〜3本のペースで着実に成長しています。
Q. SNSもやった方がいいですか?
A. BtoB企業であればSNS集客の即効性は限定的です。ただし、記事を書いたらInstagramやX(旧Twitter)でシェアすることで、Googleのインデックスが早まることがあります。「SNSをメインにする」よりも「SEOを補完するツール」として使うのがおすすめです。
「アクセスが少ない」状態を放置するリスク
「まあ、うちはリピーターが多いから」「問い合わせは電話でくるから」とアクセス数を気にしない経営者の方もいます。もちろん、それで経営が成り立っているなら今すぐ改善が必須というわけではありません。
ただし、中長期的なリスクは確実にあります。
- 競合他社がSEOに投資し、じわじわと検索上位を奪われていく
- 採用活動で「Webで会社を調べたら情報が少なくて不安だった」と応募が減る
- 既存客の紹介で来た見込み客がサイトを見て信頼性を確認できず、商談が流れる
埼玉・戸田市周辺の競合環境は、業種によっては東京の大手事業者とも戦わなければならない状況です。ホームページは「存在するだけ」では意味がなく、「機能する」状態にしてはじめて資産になります。
今すぐ大がかりな改修は難しくても、まずは現状のアクセス数を計測し、サーチコンソールで検索クエリを確認するところから始めてみてください。そこで見えてきたデータをもとに、改善の優先順位を立てていきましょう。ミアキスへの無料相談では、現状のサイトを拝見しながら、具体的に何から手をつけるべきかをお伝えしています。お気軽にどうぞ。
