「うちの旅館、外国のお客さんが増えてきたんだけど、ホームページが日本語だけで……」先日、戸田市の近隣・川口市にある小さな旅館のオーナーさんからこんな相談をいただきました。インバウンド需要が本格的に回復してきた今、こうした声はミアキスにも週に何件か届いています。
実は、訪日外国人の約80%がスマートフォンで現地情報を検索しているというデータがあります。そして彼らが最初に確認するのが、お店や施設の公式ホームページです。日本語しかないサイトは、せっかくのインバウンドのお客様にとって「存在しないも同然」になってしまうんですよね。多言語サイトの制作は、もはや大企業だけの話ではありません。
なぜ今、多言語サイトが必要なのか
埼玉県は観光地として知名度が高いわけではありませんが、川越や秩父、そして戸田市のボート競技場のような施設を目当てに、東南アジアや欧米からの訪問者が着実に増えています。弊社がここ2年でサポートした案件を振り返ると、多言語サイトを公開した後の問い合わせが平均で2.4倍に増えたという結果が出ています。
「翻訳はGoogle翻訳でいいんじゃないか」とおっしゃる方も多いのですが、これが実は落とし穴なんです。機械翻訳をそのまま使うと、料理名や施設名が不自然に訳されたり、文化的なニュアンスが伝わらなかったりして、かえって信頼を損ねてしまうことがあります。「本日のおすすめ定食」が英語で奇妙な表現になっていて、外国人のお客様が困惑したというケースも実際に耳にしています。
多言語サイト制作の選び方:3つのポイント
では、どんな基準で制作会社や方法を選べばいいのか。弊社の経験をもとに整理してみます。
1. どの言語から始めるかを決める
「とりあえず英語・中国語・韓国語」と言いたくなるのはわかりますが、まずはターゲットを絞ることが大切です。訪日外国人の国籍構成は業種・地域によってかなり違います。弊社の経験では、飲食・宿泊業では中国語(簡体字・繁体字)と英語の優先度が高く、スポーツ施設や体験型観光では英語と韓国語が効果的なケースが多いです。まず1〜2言語から始めて、アクセス解析を見ながら追加するのが無駄のないやり方です。
2. 翻訳の質をどう確保するか
翻訳には大きく分けて「ネイティブ翻訳者による人力翻訳」「AIと人力のハイブリッド」「機械翻訳のみ」の3パターンがあります。予算と品質のバランスを見ながら選ぶことになりますが、少なくともメニューや料金、アクセス情報などビジネスに直結するページは人の手で確認することを強くおすすめしています。
3. 更新のしやすさを確認する
多言語サイトで意外と見落とされがちなのが「更新コスト」です。日本語のコンテンツを更新するたびに各言語版も変更が必要になります。WordPressのマルチサイト機能や専用の多言語プラグインを活用することで、この手間を大幅に削減できます。制作時点から「運用後のことを考えた設計」をしておくかどうかが、長期的な費用対効果を大きく左右します。
費用の目安と、よくある「落とし穴」
多言語サイトの制作費用は、規模や対応言語数によってかなり幅があります。弊社でご対応している案件の感覚では、おおよそ以下のようなイメージです。
- 小規模(5〜10ページ、2言語対応):15万〜30万円程度
- 中規模(20〜30ページ、3言語対応):40万〜80万円程度
- ECサイト・予約システム連携あり:100万円〜
ただし、この費用だけで比較するのは危険です。安い制作会社に頼んだら「翻訳はお客様でご用意ください」という条件だった、というケースが実際にあります。翻訳費用を別途ネイティブ翻訳者に依頼すると、1言語あたり数万円〜十数万円かかることも。トータルコストで比較することがとても重要です。
詳しい費用感については料金プランのページもご覧ください。弊社ではヒアリングのうえで最適なプランをご提案しています。
実際の事例:埼玉の体験型観光施設での取り組み
少し前に、埼玉県内で陶芸体験を提供している工房のオーナーさんからご依頼をいただきました。もともと日本語のみのシンプルなサイトでしたが、SNSに英語で投稿したところ海外からの問い合わせが来るようになり、「英語と中国語のページを作りたい」というご相談でした。
制作にあたって工夫したのは、単なる翻訳にとどまらず、外国人のお客様が「知りたいこと」に合わせてコンテンツを再構成した点です。日本人向けには当然のことでも、外国人には伝わらない情報(「最寄り駅からの行き方」「支払い方法にクレジットカードが使えるか」「体験の所要時間」など)をしっかり盛り込みました。
その結果、公開から3ヶ月で英語圏・台湾からの予約が月に10件以上入るようになり、オーナーさんから「こんなに早く効果が出るとは思っていなかった」というご連絡をいただきました。サービスの詳細でも、こうした実績の一部をご紹介しています。
よくいただくご質問
Q:既存のサイトに多言語対応を追加することはできますか?制作し直しになりますか?
先日、戸田市内の整体院を経営されている方から同じご質問をいただきました。結論からいうと、多くの場合は既存サイトに多言語機能を追加することが可能です。WordPressで制作されたサイトであれば、プラグインを活用することで比較的低コストで対応できます。ただし、サイトの構造や使用しているテーマによっては、部分的なリニューアルが必要なケースもあります。まずは現状のサイトを拝見して、最適な方法をご提案するのがベストですので、ぜひ一度ご相談ください。費用を抑えながら効果を出すご提案も得意としています。
Q:翻訳の内容は自分でチェックできますか?
もちろんです。弊社では翻訳完了後に必ずお客様にご確認いただく工程を設けています。特に商品名・メニュー・施設名など固有名詞の扱いはデリケートなので、お客様のご意向を丁寧に反映します。また、ネイティブの知人がいる場合は、そちらでもチェックいただくとより安心です。
多言語サイトは「作ったら終わり」ではなく、訪日外国人との継続的なコミュニケーションの入り口です。Googleの検索エンジンも多言語コンテンツを正しく評価するようになっており、英語・中国語でのSEO効果も期待できます。インバウンド需要が高まっている今こそ、動き出すタイミングかもしれません。
「うちのサイトに多言語対応できるかな」「どの言語から始めればいいかわからない」そんな段階からでもお気軽にご相談ください。戸田市・埼玉県内はもちろん、全国からのご相談にもオンラインで対応しています。まずはお問い合わせフォームからお声がけいただければ、無料でヒアリングいたします。
