「ホームページはあるんですけど、なかなか直接予約につながらなくて…」
先日、埼玉県内で小規模な温泉旅館を営まれているオーナー様からこんな相談を受けました。聞けば、じゃらんや楽天トラベルには掲載しているものの、自社サイト経由の予約はほぼゼロ。「OTA(旅行予約サイト)に手数料を払い続けるのがしんどい」とおっしゃっていました。
これ、実はかなり多くの観光・宿泊施設が抱えている悩みなんです。弊社ミアキスにご相談いただく宿泊施設様のうち、約75%が「サイトはあるが予約に結びつかない」という状態でした。問題はホームページの"存在"ではなく、"設計"にあることがほとんどです。
今回は、観光・宿泊施設のホームページで予約を増やすための設計の考え方を、実際の支援事例も交えながらお伝えします。Web制作を検討されている方にも、すでにサイトをお持ちの方にも、きっと参考になると思います。
なぜ「あるだけ」のホームページは予約を生まないのか
ホームページを持っているだけでは、もはや予約は増えません。これは少し厳しい言い方かもしれませんが、事実です。訪問者がサイトに来た瞬間から「予約したい」という気持ちになるまで、段階的に気持ちを動かしていく設計が必要なんです。
宿泊施設のサイトで特に問題になりやすいのは、次の3点です。
- トップページに予約ボタンが目立つ場所にない
- 料金や空室状況がすぐに確認できない
- スマートフォンで見たときに操作しづらい
実際に戸田市近郊のゲストハウス様のサイトを拝見したとき、スマホでの予約完了まで7ステップ以上かかっていました。途中で離脱してしまうのは当然ですよね。スマートフォンからのアクセスが全体の70〜80%を占める時代に、スマホ体験を疎かにするのは致命的です。
予約を増やすサイト設計の3つのポイント
① 「泊まりたい」と思わせるビジュアルと導線
宿泊施設のホームページは、まず「感情を動かす」ことが最初の仕事です。プロのカメラマンが撮影した客室や料理の写真、周辺の観光スポットの情報など、「ここに泊まったらどんな体験ができるか」を想像させるコンテンツが不可欠です。
そのうえで、感情が高まったタイミングを逃さないよう、ページのあちこちに自然な形で予約ボタンを配置します。「読み進めるごとに予約ボタンに出会う」という設計が理想的です。弊社では、トップページのファーストビュー(スクロールしなくても見える範囲)・各コンテンツの区切り・ページ下部の3箇所以上に予約導線を設けることを推奨しています。
② リアルタイム予約システムの導入
「空室確認は電話で」という仕組みのままでは、せっかく興味を持ってくれた方を逃してしまいます。特に深夜や早朝に宿泊先を探す方は多く、電話対応できない時間帯に予約の機会を失っているケースが多いんです。
自社サイトにリアルタイムで空室確認・予約完了まで行えるシステムを組み込むことで、24時間いつでも予約を受け付けられます。初期費用はかかりますが、OTAへの手数料(一般的に10〜15%)を考えると、中長期的には大幅なコスト削減になります。
③ 「選ばれる理由」を言語化する
競合する宿泊施設との差別化も、サイト設計の重要な要素です。「なぜあなたの宿を選ぶべきなのか」を明確に伝えられているサイトは、想像以上に少ないんです。
アクセスの良さ、料理へのこだわり、スタッフの対応、ペット可・子連れ歓迎といった特徴を、訪問者が一目でわかるように整理することが大切です。弊社でご支援した埼玉県内のペンション様では、「選ばれる理由」のセクションを新設したことで、問い合わせ数が2ヶ月で約1.8倍に増えた事例があります。
費用の目安と選び方の基準
「で、実際いくらかかるの?」というのが正直な疑問だと思います。観光・宿泊施設向けのホームページ制作費用は、規模や機能によって大きく異なりますが、目安としては以下のような感じです。
- シンプルな情報サイト(予約フォームのみ):30〜60万円程度
- 予約システム連携あり・写真撮影込み:80〜150万円程度
- 多言語対応・高機能ECや会員機能あり:200万円以上
ただし、費用だけで制作会社を選ぶのは危険です。宿泊施設の集客に詳しい会社かどうか、予約システムとの連携実績があるかどうか、サイト公開後の保守・更新対応まで相談できるかどうかを必ず確認してください。
弊社のサービスの詳細では、観光・宿泊施設向けの制作から保守運用まで一貫してご対応しています。また、料金プランも規模に合わせて柔軟にご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
よくいただくご相談にお答えします
Q:じゃらんや楽天トラベルにも掲載しているのに、自社サイトも作る必要がありますか?
埼玉県所沢市で民宿を営むオーナー様からいただいた質問です。「OTAだけで十分じゃないか」というご意見ですね。
A:はい、自社サイトは絶対に必要です。理由はシンプルで、OTA経由の予約には10〜15%の手数料がかかるからです。たとえば1泊1万円の予約が月100件あれば、手数料だけで月10〜15万円。年間で100万円以上がOTAに流れています。自社サイトで直接予約が入れば、この費用をそのまま手元に残せます。さらに、自社サイトならお客様との直接的な関係構築もできますし、リピーター向けの特典や情報発信も自由自在です。「OTAと自社サイトの両輪」が、今の時代の正解だと思っています。
まず「現状のサイト診断」から始めてみませんか
「今のサイトをどう改善すればいいかわからない」「これから新しく作りたいけど何から始めれば…」という方は、まず現状の整理から始めることをお勧めします。
弊社ミアキスでは、戸田市を拠点に埼玉県内の中小企業・宿泊施設様のホームページ制作・EC運営支援・保守運用をトータルでサポートしています。「ちょっと話を聞いてみたい」という段階でも大歓迎です。難しい専門用語なしで、わかりやすくご説明します。
予約を増やすためのホームページは、一度作って終わりではありません。データを見ながら改善を重ね、育てていくものです。その長いお付き合いを、ぜひ私たちにご相談ください。まずはお気軽にお問い合わせからどうぞ。
