先日、埼玉県戸田市の近隣にある特別養護老人ホームの施設長さんから、こんな相談をいただきました。「ホームページを作りたいんだけど、入居希望者のご家族向けに作るべきか、採用向けに作るべきか迷っていて……どちらも大事だから、どっちつかずになっちゃって」。実はこれ、介護施設のホームページ制作でいちばん多くいただく悩みなんです。
結論から言うと、入居者獲得と職員採用は「別々のページ」ではなく「同じホームページの中で両立できる」んです。むしろ、うまく設計すれば両者が相乗効果を生むこともある。今日はその具体的な作り方をお伝えします。
なぜ「入居者向け」と「採用向け」は両立できるのか
一見すると、入居を検討しているご家族と、就職を検討している求職者では「求めている情報がまったく違う」と思いますよね。ご家族はケアの内容や費用、施設の雰囲気を知りたいし、求職者は職場環境や給与、研修制度を知りたい。確かに求める情報は違います。
でも、両者が「共通して見たいもの」があるんです。それは「この施設で働いている人たちの顔と言葉」です。ご家族は「どんなスタッフが親を介護してくれるのか」を知りたいし、求職者は「どんな仲間と働くのか」を知りたい。スタッフインタビューやスタッフ紹介のコンテンツは、両方の読者に刺さる最強のコンテンツになります。
弊社ミアキスでの経験では、介護施設のホームページを制作した案件のうち約75%が、当初「どちらか一方に絞りたい」とおっしゃっていました。でも実際に設計してみると、コンテンツの重複を活かした構成に変えることで、ページ数を増やすことなく両方のニーズに対応できたケースがほとんどです。
ホームページの基本構成:ゾーニングが鍵
両立の秘訣は「ゾーニング」、つまりページの役割分担をきちんとすることです。ホームページ全体を以下のように設計するとうまくいきます。
トップページ:施設の「空気感」を伝える場所
トップページは入居検討者にも求職者にも「最初の接点」になります。ここでは施設の理念や雰囲気、笑顔のスタッフと入居者の写真などを載せて、「この施設はこういう場所です」という空気感を伝えることに集中しましょう。どちらの訪問者にも「なんか良さそう」と思ってもらえる第一印象が重要です。
入居者・ご家族向けページ:不安を取り除く情報設計
サービス内容、費用、1日の流れ、よくある質問、見学予約フォームなどをまとめたページです。入居を検討するご家族がいちばん不安に思うのは「費用の透明性」と「ケアの質」。この2点を正直に、わかりやすく伝えることが信頼獲得につながります。
採用ページ:職場のリアルを見せる場所
求人情報だけを載せるのではなく、「なぜここで働くのか」を伝えるページにするのがポイントです。スタッフインタビュー、1日のスケジュール、研修・資格取得支援の内容、職場の雰囲気がわかる写真——これらがあると、応募ハードルがぐっと下がります。
費用感と制作のポイント:何に予算をかけるべきか
「ホームページ制作って、いくらかかるの?」というのも必ずいただく質問です。介護施設向けのホームページ制作費用は、制作会社や内容によって大きく異なりますが、写真撮影込みで50万〜100万円前後が一般的な相場感です。ただ、「どこにお金をかけるか」の選択が重要です。
弊社がおすすめするのは、「写真と文章に予算を惜しまないこと」です。デザインに凝るよりも、実際の施設の空気感が伝わるプロの写真撮影と、読んで温かみを感じるコピーライティングに投資した方が、入居申し込みも採用応募も増える傾向があります。弊社で対応した施設では、リニューアル後3ヶ月で見学問い合わせが2.3倍になったケースもありました。
また、制作後の更新・保守も見落としがちなポイントです。「作って終わり」ではなく、スタッフが入れ替わったときの更新や、季節ごとのイベント情報の追加など、継続的なメンテナンスができる体制を作っておくことが長期的な成果につながります。サービスの詳細では、制作から保守運用まで一括でサポートする内容をご紹介しています。
費用が気になる方はまず料金プランをご覧ください。施設の規模やご要望に合わせた柔軟なプランをご用意しています。
よくある失敗パターン:やりがちだけど避けてほしいこと
実際に見てきた介護施設のホームページで、惜しいなと感じる失敗パターンをいくつかお伝えします。
- 写真がストック素材だらけ:見知らぬ外国人モデルの写真が並んでいると、リアリティがなくて逆効果です。多少クオリティが低くても、実際のスタッフと入居者の写真の方が圧倒的に信頼感が上がります。
- 費用を一切載せない:「お気軽にお問い合わせください」だけでは、ご家族は比較検討できずに離脱します。「月額〇〇円〜」という目安だけでも載せるだけで問い合わせ率が改善します。
- 採用ページが求人票の転記だけ:給与・勤務時間・休日だけが書いてあるページは、どこも同じに見えます。「なぜここで働くのか」「どんな人が向いているか」という温度感のある情報が採用には欠かせません。
- スマートフォン対応が不十分:ご家族も求職者も、まずスマートフォンで検索します。スマホで見づらいサイトは、それだけで離脱につながります。
実際の相談事例Q&A:よくいただく質問にお答えします
Q. 埼玉県内の小規模デイサービスを運営しています。スタッフが少なくてホームページの更新が全然できていません。制作してもらっても、その後が続かないのが心配で……。
A. これは本当によくいただく相談です。実は「更新しやすい仕組み」を最初から作っておくことが解決策になります。具体的には、スタッフが専門知識なしでブログや写真を更新できるCMS(コンテンツ管理システム)を組み込んでおくこと。弊社では、WordPressを使って「施設スタッフがスマホから更新できる」体制を整えた案件が多いです。また、更新作業自体を弊社に委託できる保守プランもあるので、「自分たちでは無理」という場合も安心してご相談ください。制作前にどんな運用体制が取れるかをヒアリングした上で、無理のない設計をご提案しています。まずはお問い合わせからお気軽にご相談ください。
介護施設のホームページは、ただ「情報を載せる場所」ではありません。入居を迷っているご家族に「ここなら安心して任せられる」と思ってもらう場所であり、転職を迷っている介護士さんに「ここで働いてみたい」と感じてもらう場所でもあります。
埼玉県戸田市を拠点とするミアキスでは、地域の介護施設さんが抱えるリアルな課題に寄り添いながら、入居者獲得と採用の両方に効くホームページ制作をご支援しています。「うちの施設に合った形で作りたい」「何から始めればいいかわからない」という段階からでも、ぜひ気軽にご相談ください。一緒に、あなたの施設の魅力が伝わるホームページを作りましょう。
