Webアクセシビリティとは?対応の基本と義務化動向

Webアクセシビリティとは?対応の基本と義務化動向

「Webアクセシビリティって、大企業だけの話でしょ?」——先日、戸田市内にある介護サービス会社の担当者様からそんな言葉をいただきました。正直なところ、以前は私自身もそう思っていた時期があります。でも今は違います。Webアクセシビリティは、あらゆる規模の企業にとって、もう無視できないテーマになってきているんです。

ミアキスでも、ここ1〜2年でアクセシビリティに関する相談件数がじわじわ増えてきました。法律の動向が変わりつつあるのはもちろん、「うちのサイト、お年寄りのお客さんに使いにくいと言われた」「問い合わせフォームが音声読み上げソフトで動かない」といった切実な声も届いています。今回は、そんな現場感を交えながら、Webアクセシビリティの基本をできるだけわかりやすくお伝えしますね。

Webアクセシビリティとは?一言でいうと「誰でも使えるWeb」

まず言葉の意味から整理しましょう。「アクセシビリティ(Accessibility)」とは、日本語にすると「近づきやすさ」「利用しやすさ」という意味です。つまりWebアクセシビリティとは、年齢・障害の有無・使っている環境に関わらず、誰もがWebサイトやアプリを利用できる状態のことを指します。

具体的にどんな人を想定するかというと、こんな方々がイメージしやすいです。

  • 視覚障害があり、スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)を使っている方
  • 色覚に特性があり、特定の色の組み合わせが判別しにくい方
  • 手が不自由でマウスを使えず、キーボードだけで操作している方
  • 高齢で文字が小さいと読めない方
  • 強い光や点滅に敏感な方(光過敏性てんかんなど)

でも実は、アクセシビリティへの対応は障害のある方だけが恩恵を受けるわけじゃないんです。スマホを片手で操作している人、騒がしい場所で音を消して動画を見ている人、通信環境が悪い場所にいる人——そういった「一時的に不便な状態にある人」にも使いやすいサイトになります。つまりアクセシビリティ対応は、結果としてすべてのユーザー体験を底上げするという側面があるんですね。

義務化の動向——「対応しなくていい」は通用しなくなってきた

ここが多くの中小企業の担当者様がドキッとするポイントだと思います。2024年4月に改正された障害者差別解消法では、民間事業者に対しても「合理的配慮の提供」が法的義務となりました。Webサイトが直接の対象かどうかはまだ解釈の余地がありますが、サービス提供の窓口としてのWebサイトが「利用できない状態」は、合理的配慮を欠いているとみなされるリスクが出てきています。

また、国のデジタル庁は公的機関のWebサイトについて、JIS X 8341-3(日本工業規格のWebアクセシビリティ基準)への準拠を求めており、民間にもその波が広がりつつあります。弊社が対応してきたお客様の中でも、行政との取引があったり補助金の申請を行う企業では「アクセシビリティ対応が条件になっていた」というケースが出始めています。

埼玉県内でも、さいたま市をはじめ各自治体がアクセシビリティ方針を公開し始めており、地域全体で意識が高まっている実感があります。

実務での対応ポイント——まず何をすればいい?

「じゃあ何から手をつければいいの?」というのが、いちばんリアルな疑問ですよね。先日も戸田市の学習塾様のサイトリニューアルをお手伝いした際、アクセシビリティの観点で一緒にチェックリストを作りました。弊社の経験では、対応できていない項目の約70%は、ちょっとした修正で改善できるものだったりします。難しく考えすぎないことが大事です。

まず取り組むべき基本ポイントをまとめると、次のとおりです。

  1. 画像にalt属性(代替テキスト)を設定する——スクリーンリーダーが画像の内容を読み上げるための説明文です。「image001.jpg」ではなく「戸田市の教室の外観写真」のように意味のある文章を書きましょう。
  2. 色だけで情報を伝えない——「赤いボタンが必須項目です」という表現は、色が判別できない方に伝わりません。「*マーク付きが必須項目です」のように形や文字でも示しましょう。
  3. テキストと背景のコントラスト比を確保する——薄いグレーの文字を白い背景に乗せるのはNG。WCAG(国際的なガイドライン)では通常テキストで4.5:1以上の比率が推奨されています。
  4. キーボードだけで全操作できるようにする——マウスがなくてもTabキーで各要素にフォーカスが当たり、Enterキーで決定できる状態が理想です。
  5. フォームのエラーメッセージを明確にする——「入力エラー」だけでなく「メールアドレスの形式が正しくありません」のように具体的に伝えることが重要です。

これらはいずれも、特別な技術を持っていなくても改善できる項目です。既存サイトの診断から始めたい場合は、サービスの詳細をご覧いただくか、まずは気軽にご相談ください。

よくいただくご相談——Q&A形式でお答えします

Q:「うちは小さな飲食店のホームページなんですが、アクセシビリティ対応って本当に必要ですか?費用もかかりそうで…」(埼玉県内・飲食店オーナー様からのご相談)

A:すごく正直な疑問ですよね。結論から言うと、「完璧に対応しなければいけない」と肩肘を張る必要はないと思っています。ただ、最低限の対応は今すぐ無料でできることも多いんです。たとえばメニュー写真にalt属性を設定する、電話番号のテキストをちゃんとテキストで書く(画像化しない)、といった対応はコストゼロです。一方で、飲食店のお客様には高齢の方や視覚に不自由のある方も当然いらっしゃいます。「誰でも予約しやすいサイト」を作ることは、そのままビジネスのチャンスにつながります。費用面が気になる方は料金プランもご参考ください。まずは現状のサイトがどのくらい対応できているか、診断だけでもしてみましょう。お問い合わせから気軽にご連絡いただけると、ざっくり現状をお伝えできますよ。

アクセシビリティ対応は「コスト」じゃなくて「投資」という考え方

最後に、私が一番お伝えしたいことを話させてください。アクセシビリティ対応を「義務だからやる」「法律が怖いからやる」という動機だけで進めると、どうしても最低限の対応しかできなくなります。でも発想を変えると、景色が変わってきます。

日本の総人口のうち、何らかの障害を持つ方は約7.6%(厚生労働省データ)。高齢者(65歳以上)は約30%近くを占めます。つまりサイトを「誰でも使えない状態」にしておくことは、潜在的なお客様の相当数に「来ないでください」と言っているのと同じなんです。

ミアキスでは、戸田市を中心とした埼玉県内の中小企業様に向けて、現状診断から改善提案・実装まで一緒に取り組んでいます。「専門的すぎてよくわからない」という方でも大丈夫。難しい言葉を使わず、現場目線でご説明しますので、まずは一度声をかけてみてください。

アクセシビリティの対応は、一度きちんとやっておけば長く資産として残ります。「うちのサイト、大丈夫かな?」と思ったその瞬間が、見直しのいいタイミングですよ。

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埼玉県戸田市を拠点に、ホームページ制作から保守運用まで一貫対応。
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