「ホームページ、そろそろ刷新したいんだけど、予算が全然取れなくて……」
先日、戸田市内の老舗印刷会社の社長さんからこんな相談を受けました。10年以上前に作ったホームページがスマホ対応もできていない状態で、問い合わせも年々減っているのはわかっている。でも、社内で「数百万かかるWebリニューアルに投資する余裕はない」という判断が下されてしまい、身動きが取れないというんです。
正直、この悩みを持っている中小企業さんは本当に多いです。弊社ミアキスに寄せられる相談のうち、約65%がまずこの「予算の壁」から始まります。でも実は、このモヤモヤは「予算がない」という問題ではなく、「どこから手をつけるかの順番が間違っている」問題であることがほとんどなんです。今日はその打開策を、現場目線でお話しします。
「全部まとめてリニューアル」という思い込みが予算を膨らませている
ホームページ刷新の予算が取れない最大の原因、実はここにあります。「リニューアル=サイト全体を一から作り直す」という発想で見積もりを依頼すると、どうしても数百万円規模の金額が出てきてしまう。経営陣としては「そんな大きな投資に見合うのか?」とブレーキをかけるのは当然の反応です。
でも冷静に考えてみてください。あなたのサイトの中で、今すぐ改善しないと機会損失が起きているのはどのページですか?おそらく「お問い合わせページ」「サービス紹介ページ」「トップページ」の3ページ程度ではないでしょうか。採用情報や会社概要のページは、確かに古くてもビジネスへの影響は限定的です。
弊社では「部分最適リニューアル」と呼んでいますが、優先度の高いページだけを先行して作り直すアプローチをとることで、投資額を全体リニューアルの30〜40%程度に抑えながら、集客・問い合わせへの効果を先に得られます。残りのページは業績が上向いてから順次対応するというロードマップを描けば、経営陣も納得しやすくなります。
予算を「取れない」のではなく「通し方」の問題かもしれない
社内稟議でWeb投資が通らない会社さんに共通しているのが、「費用対効果の説明が感覚的すぎる」という点です。「古くなってきたから」「競合他社がきれいなサイトを持っているから」という理由では、数字で判断する経営者には響きません。
予算を通すために有効なのは、現状の機会損失を数字で示すことです。たとえばこういう切り口があります。
- 月間のサイト訪問者数 × 業界平均のコンバージョン率(問い合わせ率)× 平均客単価 = 逃している売上の試算
- スマホ非対応による直帰率の増加(現在のGoogleアナリティクスデータから算出できる)
- 競合他社が刷新後に取り込んでいる検索流入数の差(ツールで調べられる)
たとえば月1,000人が訪問して問い合わせが0件という状態なら、業界平均が1%だとすると毎月10件の問い合わせを逃していることになります。1件あたりの案件単価が20万円なら、月200万円の機会損失が発生している計算です。この数字が稟議書に乗ると、話が全然変わります。
弊社では相談の段階でGoogleアナリティクスやSearch Consoleのデータを一緒に確認して、こうした試算をお手伝いすることもあります。お問い合わせいただければ、まず現状の数値を整理するところから一緒に考えますよ。
低コストで始められる「段階的アプローチ」の具体例
「とにかく今期は大きな予算は無理」という状況でも、動ける方法はあります。弊社が実際に提案して効果が出たアプローチをいくつか紹介します。
ランディングページ(LP)先行作成
既存サイトはそのままにして、新規獲得に特化したLPを1ページだけ作るやり方です。戸田市内のある工務店さんでは、既存サイトとは別に「リフォーム専用LP」を1ページ作成したところ、問い合わせが月3件から月12件に増えた事例があります。費用は既存サイト全体のリニューアルと比べて約8分の1程度で済みました。
CMS化だけを先行する
デザインはほぼそのままにしながら、更新しやすいWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)に乗せ替えるだけというアプローチです。これにより、社内でブログ記事を更新できるようになってSEO効果が生まれ始めます。デザイン刷新はその後、予算が整った段階で行うという順番です。
月額型サービスの活用
初期費用を低く抑えて、月々の定額でホームページ制作・保守・更新まで対応するサービスもあります。弊社の料金プランでも月額型をご用意しており、「まとまった初期予算はないけれど、毎月の費用として計上できる」という企業さんに選んでいただいています。
よくあるご相談:Q&A
Q:「数十万円の予算でリニューアルできると聞いて相談したら、見積もりが200万円以上になってしまいました。どうしたらいいですか?」(埼玉県川口市・製造業・従業員30名)
A:これはよくあるケースで、見積もりを出す側が「せっかくだからフルリニューアルで」と提案してしまうことが原因のひとつです。大切なのは、最初から「今期の予算は○○万円まで」と予算上限を明示して相談することです。予算が限られているなら、その中でできる最善策を一緒に考えるのが良いパートナーのあり方だと思っています。弊社では「まず何ページから、いくらで始められるか」という視点で提案することを大切にしています。また、複数社から見積もりを取る際は、金額だけでなく「何をスコープに含むか」を揃えないと正確な比較ができません。ページ数・機能・保守の有無を統一した条件で依頼することをおすすめします。
「予算がない」を言い訳にしない、最初の一歩の踏み出し方
ホームページの刷新は、大きな決断に見えます。でも、やらない間も確実に機会損失は積み上がっています。競合他社が検索上位を占め、古いデザインのサイトが「この会社、大丈夫かな」という印象を与え続けているとしたら、それは静かなじわじわとしたダメージです。
弊社が埼玉県内の中小企業さんと向き合ってきた経験から言えるのは、「完璧なタイミングを待つより、今できる一手を打つほうが結果が出やすい」ということです。予算が100万円取れなくても、30万円でできることがある。30万円も難しければ、月3万円から始められる形がある。
まずは現状のサイトの課題と、今期動かせる予算をざっくり持って相談してみてください。弊社でもサービスの詳細ページで対応できる内容を紹介していますが、「うちのケースだとどうなる?」という個別の話は、やはり直接お話しするのが一番早いです。
「予算が取れない」という状況は、終わりではなくどこから始めるかを考えるスタートラインだと思っています。ぜひ一緒に、その最初の一歩を考えてみませんか。
