Web制作の見積もりが安いこと自体は、問題ではありません。大切なのは、なぜ金額を抑えられるのかと、自社が担う作業を説明できることです。
表示された金額だけで決めず、制作前の準備から公開後の管理まで範囲を分けます。候補へ同じ条件を伝え、含まれる作業を比較します。
安い理由を作業範囲で確認する
制作方法、ページ数、用意済みの素材、打ち合わせ方法などで、依頼先の作業は変わります。テンプレートを使う場合も、変更できる範囲を確認します。
自社が文章や画像を準備する条件なら、社内の作業時間も見積もります。安い理由を品質の良し悪しだけで決めつけず、役割の違いとして整理します。
- ページ構成を決める担当
- 文章と画像を準備する担当
- 内容と表示を確認する担当
- 公開作業と契約管理の担当
見積書に含まれる作業を分ける
見積書は項目名だけでなく、納品されるものと完了条件を読みます。デザイン、ページ制作、入力作業、公開作業を分けて確認します。
「一式」と書かれた項目は、対象ページと作業内容を質問します。修正の扱いも、確認工程での調整と、仕様変更による追加作業に分けます。
外部サービスを使う場合は、制作費とは別に契約が必要かを確認します。提供条件は、サービスの公式資料で確かめます。
公開後の作業と支払いを確認する
公開後には、情報更新、契約管理、データ保全、不具合時の連絡が続きます。制作の見積もりに含まれる期間と、その後の担当を確認します。
保守を頼まない場合は、社内で行う作業と相談先を決めます。保守を頼む場合は、対象作業、対象外作業、追加依頼の確認方法を契約書で確かめます。
月ごとの契約や外部サービスがある場合は、終了条件とデータの扱いも読みます。初期の金額だけで全体を判断しないようにします。
契約とデータの権利を読む
ドメイン、サーバー、管理画面、サイトデータについて、契約名義と管理者を確認します。公開後に自社が受け取るデータも一覧にします。
画像や文章を持ち込む場合は、利用できる権利があるかを確かめます。依頼先が用意する素材は、利用範囲と契約終了後の扱いを確認します。
制作会社を変更するときに必要な情報も、契約前に確認します。引き継げない項目がある場合は、自社の運用に与える影響を検討します。
候補を同じ前提で比べる
候補ごとに異なる説明をすると、金額と内容を正しく比べられません。目的、ページ、素材、公開後の更新を同じ資料にして渡します。
比較表には、成果物、自社の準備、対象外作業、契約終了時の返却物を並べます。未回答の項目を空欄のまま合意済みと扱いません。
現在の提供内容と金額は、公式サイトと料金ページで確認できます。掲載条件と自社の要件を照合します。
契約前のチェックリスト
- 安い理由を作業範囲として説明できる
- 見積項目と成果物を対応付けた
- 自社が準備する文章や画像を確認した
- 公開後の管理と保守の担当を決めた
- 契約終了時のデータと権限を確認した
格安プランを選ぶときは、省かれる作業と自社で補う方法を確認します。必要な範囲が合っていれば、金額だけを理由に避ける必要はありません。
Web制作の支援範囲も比較に使えます。見積条件の確認はお問い合わせから共有できます。
