ホームページ制作では、素材を早く集めることより、誰に何を伝えるかを決めることが先です。目的が明確なら、必要な文章や画像を選べます。
資料は完成した原稿だけを指しません。社内で確認する元資料、公開許可、管理情報、承認手順も制作前に整理します。
目的と読者を一枚にまとめる
最初に、サイトの目的、主な読者、閲覧後に取ってほしい行動を書きます。問い合わせ、採用、既存顧客への案内など、優先順位も決めます。
複数の部署で目的が異なる場合は、一枚の資料に並べて調整します。すべてを一つのページへ詰め込まず、役割に応じて分けます。
- 誰が読むホームページか
- どの事業やサービスを優先するか
- 読者が判断するために必要な情報
- 問い合わせなど次に案内する行動
会社とサービス情報をそろえる
会社名、所在地、連絡先、事業内容は、正式な社内資料から集めます。複数の資料で表記が違う場合は、公開前に担当部署へ確認します。
サービス資料には、対象、提供範囲、進め方、依頼者が準備するものを含めます。対象外の範囲も、現在の運用と照合します。
料金や期間など変更される情報は、確定した資料だけを使います。確認できない例や効果を、説明を埋めるために作りません。
文章の根拠と確認者を決める
原稿ごとに、参照した資料と確認者を記録します。制作担当者だけでは判断できない事業情報は、担当部署が公開の可否を決めます。
専門用語は初めて読む人にも分かる言葉へ直します。ただし、意味を変えず、社内で使う正式名称との対応も残します。
第三者の発言、取引に関する事例、実績を掲載する場合は、事実の記録と公開許可が必要です。確認できない発言や成果は原稿に加えません。
写真とロゴの利用条件を確認する
写真は、掲載するページと役割を決めてから選びます。職場、商品、人物を示す画像は、実際の内容と誤認させないものを使います。
人物、書類、画面、車両などが写る場合は、個人情報や機密情報を確認します。撮影者と被写体の利用許可も記録します。
ロゴや支給素材は、正式なデータと利用ルールを確認します。画像を加工できる範囲や、背景による見え方も制作担当へ伝えます。
契約と管理情報を整理する
ドメイン、公開環境、外部サービスについて、契約名義、管理者、連絡先を確認します。パスワードそのものではなく、安全な共有方法を決めます。
既存サイトがある場合は、サイトデータ、画像、URL一覧、更新記録を集めます。使わない内容も、削除理由や新しい案内先を残します。
外部サービスの仕様や契約条件は、提供元の公式資料を確認します。確認できないアクセス権や移行方法を推測しません。
制作日程と承認手順を作る
制作日程は、デザイン作業だけでなく、素材準備と社内確認を含めて考えます。誰が何を確認するかを工程ごとに決めます。
- 目的とページ構成を承認する
- 文章と画像の根拠を確認する
- 見た目と操作を確認する
- 公開内容と連絡先を最終確認する
確認待ちの項目は、完成済みの内容と分けます。推測で埋めず、担当者と再開条件を記録します。
制作前のチェックリスト
- 目的、読者、次の行動を決めた
- 会社とサービス情報を資料から集めた
- 文章の根拠と確認担当を対応付けた
- 写真、ロゴ、実績の公開許可を確認した
- 契約名義と管理情報を把握した
- 工程ごとの承認者を決めた
素材がすべて完成してから相談する必要はありません。不足項目と確認先を見える化し、確定した情報から制作を進めます。
ホームページ制作の支援範囲も準備に利用できます。集めた資料はお問い合わせから共有できます。
