新規事業では、サービス内容や対象者が検討途中でもホームページ制作を進めることがあります。未確定の情報を確定事項のように載せると、公開後の修正が増えます。
最初から多くのページを作るより、事業の仮説と確認済みの事実を分けることが重要です。公開に必要な範囲を決め、変更できる運用まで設計します。
サイトで確かめたい仮説を決める
最初に、事業が解決する課題、対象となる人、提供する内容を一文ずつ書きます。決まっていない項目には、確認する担当と条件を付けます。
ホームページの目的は、認知、相談受付、説明資料などから優先する役割を決めます。複数の目的を同じ強さで並べると、ページの判断基準が曖昧になります。
公開後に何を確認するかも先に決めます。ページを読んだ後の行動と、社内で受け付ける方法を対応させます。
最初に公開する情報を絞る
公開するページ数を固定せず、読者の判断に必要な情報から選びます。事業概要、対象範囲、提供条件、問い合わせ方法が説明できるかを確認します。
実績や利用者の反応がまだない段階で、事例を作って補いません。サービスを始めた理由、対応できる範囲、準備手順など、確認済みの内容で構成します。
後から追加する内容も一覧にします。未公開と未確定を区別し、公開時点で欠けていてはいけない情報だけを残します。
変更しやすい情報設計にする
サービス名、対象、提供方法など、見直す可能性がある情報の元データを決めます。同じ説明を複数ページへコピーせず、更新箇所を把握できるようにします。
見出しやメニューは、社内だけで通じる言葉を避けます。初めて読む人が内容を想像できる短い表現にします。
公開後にページを追加する場合の承認と実装の流れも決めます。変更履歴を残し、以前の条件と混ざらないようにします。
文章と写真の準備範囲を決める
文章は、対象者の疑問、結論、判断材料、問い合わせ前の注意を順に整理します。専門用語は初出で説明します。
写真は、何を伝えるために使うかを決めます。人物、施設、製品が写る場合は、公開の同意、権利、確認担当を用意します。
素材が間に合わない場合は、仮の実績や画像を作りません。公開を遅らせる範囲と、素材なしでも正確に説明できる範囲を分けます。
制作会社へ変更条件を確認する
制作会社を比べるときは、完成画面だけでなく、前提が変わった場合の進め方を確認します。修正依頼、承認、公開後の更新を誰が行うかを聞きます。
管理権限、元データ、手順書など、公開後に必要な成果物を契約前に整理します。対象外の作業と問い合わせ先も書面で確認します。
専門用語を説明し、判断の根拠を示せるかも大切です。効果を保証する提案ではなく、何をどう確認する計画かを比べます。
公開前後を同じ条件で確認する
公開前は、文章、リンク、フォーム、表示、権利、承認を確認します。問い合わせを受ける担当者にも、送信後の流れを試してもらいます。
計測する場合は、対象ページと操作の定義を記録します。利用する環境の仕様は、提供元の公式資料と現在の設定で確認します。
公開後は、確認した事実から改善候補を選びます。一度に多くを変えず、変更内容と結果を対応させます。
立ち上げ前のチェックリスト
- 対象者、課題、提供内容を一文で説明できる
- 確定事項と事業上の仮説を分けた
- 最初の公開に必要な情報を選んだ
- 文章と写真の根拠や権利を確認した
- 変更時の制作会社との分担が明確である
- 管理権限と成果物の受け渡しを確認した
- 公開前後の確認方法を決めた
新規事業サイトの設計範囲はWebサイト制作サービスで確認できます。未確定の項目と公開希望の範囲は、問い合わせ窓口へ共有できます。
新規事業のサイトでは、完成度を競うより、確認済みの情報を正しく公開し、事業の変化へ対応できる状態を作ることが大切です。
