Cookieは、Webサイトを利用したときに、ブラウザー側へ保存される小さな情報です。ログイン状態の維持や表示設定など、目的に応じて使われます。
Cookieという名前だけでは、何を保存し、誰が使うかは分かりません。自社サイトで使われるCookieを調べ、目的と管理先を一つずつ確認します。
Cookieの役割を分けて考える
画面の状態を保つためのもの、利用状況を把握するためのもの、外部機能が設定するものなどがあります。必要性は、サイトの機能と利用目的に照らして判断します。
Cookieそのものに、ページの文章や画像がすべて保存されるわけではありません。識別に使う値などが保存され、サーバー側の情報と組み合わせて処理される場合があります。
保存内容や期間は仕組みごとに異なります。管理画面やブラウザーで確認した情報を基に整理し、推測で説明文を作りません。
自社と外部の利用を棚卸しする
自社の仕組みが設定するCookieと、埋め込んだ外部サービスが設定するものを分けます。動画、地図、解析、広告など、ページ内で読み込む機能も確認します。
- Cookieが使われるページ
- 設定する仕組みやサービス
- 利用目的と保存される情報
- 管理担当と確認した資料
使っていないと思う外部サービスでも、古い部品がページへ残っていることがあります。公開画面、HTML、管理画面を照合し、実際の読み込みを確認します。
案内文は実際の利用に合わせる
サイト上の案内には、確認できた利用目的と管理方法を書きます。他社の文章をコピーすると、自社で使っていない機能や異なる扱いを掲載するおそれがあります。
同意画面を置く場合も、表示しただけで完了としません。選択がサイト上の動作へ反映されるか、後から設定を確認できるかを点検します。
公開前に、社内の個人情報管理方針と確認窓口を特定します。専門的な判断が必要な項目は、現在の公的な案内と適切な専門家へ確認し、技術設定と分けて管理します。
追加や変更の前に確認する
解析や外部機能を追加するときは、Cookieの有無、目的、管理画面、停止方法を確認します。利用開始日と担当者を記録し、案内文の更新も同じ作業に含めます。
サービスを外した後は、画面から消えたことだけでなく、読み込みコードや設定が残っていないかを見ます。必要のない仕組みを放置しないことが大切です。
- 利用中のページと機能を洗い出す
- 自社と外部の設定元を分ける
- 目的と管理方法を資料で確かめる
- 案内と実際の動作を合わせる
- 変更後に端末別で再確認する
ブラウザーでの確認を補助にする
ブラウザーの開発者向け画面は、設定されたCookieを確認する手掛かりになります。ただし、表示名だけで目的や法的な扱いを断定しません。
ログイン前後、同意選択の前後、外部機能の利用前後で状態を比べます。確認時のURL、操作、日時を記録すると、設定変更後の再点検に使えます。
運用台帳に残す項目
Cookieの一覧は一度作って終わりではありません。サイトへ機能を追加するときに更新できるよう、制作依頼と公開確認の手順へ組み込みます。
- 設定元と利用目的を確認した
- 外部サービスの公式資料を参照した
- 案内文と実際の動作を照合した
- 停止や削除後の状態を確認した
- 次回見直す担当と条件を決めた
